芦刈山は「祇園社記」の「応仁の乱後再興分」(1496年)に、現在の場所にあったと記されている程、歴史の古い山です。先人達によって受継がれた伝統文化、懸想品、衣装、金具等が多く残されています。私共は重要有形民俗文化財である芦刈山の保存継承、重要無形民俗文化財である祇園祭山鉾行事を後世に伝えなければならない責務があると思っております。
令和3年(2021)コロナ禍の芦刈山
本年令和3年(2021)、芦刈山は昨年に引き続き山鉾巡行および山建てを行いません。町内行事もすべて縮小簡略化して行います。7月2日の鬮取式では、山第6番でした。17日の巡行(拝礼巡行)では保存会の代表者2名が御旅所まで巡行し、八坂神社へ向けて遙拝します。
午前10時から京都市市役所議事堂にて、巡行する山鉾の順番を鬮によって決定します。終了後には役員一同が八坂神社へ社参します。
今年の芦刈山は、「山6番」に決まりました。
以降の行事は縮小簡素化されます